日記というか、ひとり言。

散歩をしていて、スポーツ見ていて、映画を見ていて、漫画を読んでいて思ったこと。

「組織を変えるぞ!」って人へ

敵を生む人事、味方を増やす人事

組織のコンサルティングの第一段階で、現状分析のインタビューを行います。 そこで大事にしていることは、趣旨を丁寧に説明すること。 これは、複数名を対象に行うヒアリングワークショップやサーベイを実施するときも同じです。 私たちがコンサルティングに…

サービス向上の鍵は、組織変革にあり

電車の釣り革広告で、こんな問題を見かけました。 ご存知、日能研の「シカクいアタマをマルくする」シリーズです。 解答はどうあれ、ふと思ったことは、 「ITの普及によって、サービスや働き方が変化していくことを小学生にも考えさせている時代なのに。。。…

組織における本当の「乱」とは?

吉田松陰の言葉に、次のようなものがあります。「乱は兵戦にも非ず、平は豊饒にも非ず、君君たり臣臣たり、父父たり子子たり、天下平なり」 「戦争が起きているから世の中が乱れているわけではない、豊作だから世の中が平和ということでもない、主君が主君の…

ビジネスモデル以上に大切なもの

日本を代表する世界的企業として成長してきたホンダには、“挑戦・独創・革新”の文化が強く根付いていると言われています。 特に同社の創造性に大きく影響を与えている「三現(現場・現物・現実)主義」「A00(本質的な目標)」。 そして、立場を超えて白熱し…

人事施策、そこに信念はあるか?

「人事としては、“これを運用していけばいいことがある”という信念でやっている。 人事制度が業績が良くなったことに寄与しているという感覚はある。」人事制度構築に携わったある企業様に、運用状況を聞きに行ったときに聞いた言葉です。嬉しい言葉でした。…

社内イベントを「楽しかった」だけで終わらせない

全社イベントとして忘年会を行う企業は、そろそろ企画に入っている時期でしょうか。余興ありゲームありと、一年の労を労うとともに、笑顔が溢れる場となることが今から想像できます。私も他社様の忘年会や○周年イベントに参加し、一緒に楽しい思い出を作らせ…

組織変革のチャンスは過程にあり

業績回復の足音を感じ、教育に力を入れる企業が増えてきました。教育施策に一貫性を持たせるために、教育体系を一から構築する企業も少なくありません。しかし、作ったことで満足してしまっている企業が少なくないことも事実です。立派な教育体系を作ったま…

組織変革コンサルティング会社に求められること

企業の組織変革を進めるにあたり、ストーリー構築や施策立案は重要です。でも、それを進めるにあたり一番重要なのは、旗振り役となる人の意識変革だと感じます。と言うより、それこそが一歩目だと言えるんだと思います。組織変革のコンサルティングは社長と…

質問力が考える社員を育てる

「あんたはどう思うのか?」「一言で言って何だ?」「A00(エーゼロゼロ)は?」こんな質問を浴びせられることが日常的であったのが、かつてのホンダでした。A00とは基本要件、つまり目的のこと。こういった質問が社内のいたるところで交わされることによっ…

職場で感じる新卒採用の意味

約10年ぶりに新卒採用を再開して、3年目となるある企業。 当初、新卒採用再開の話を聞いて一番動揺したのは各職場でした。 「新卒受け入れって何を準備すればいいんだよ」 「何を、どう教えればいいの?」 「そもそも会話が成り立つのかな?」 10数年ぶりと…

小保方晴子さんの読書感想文に感銘を受ける

STAP細胞の画期的な製作方法の発見で一躍脚光を浴びる、理化学研究所の小保方晴子さん。学生時代からその才能は片鱗を見せてくれており、彼女の読書感想文はぜひ社会人のみなさんに読んでもらいたいような内容です。私自身、ハッとさせられた内容だったので…

•シャープの“加点式”人事制度はうまくいくのか?

経営再建中のシャープが14年ぶりに人事制度を見直すと報道されました。高橋社長は「楽観すべき状況にはないが、従業員に挑戦をいとわない心を持ってほしい」「社員がリスクをとれるような加点制度にしたい」と話しています。新制度は4月から管理職で導入し…

森脇監督のチーム変革術

プロ野球の話ですが、オリックスの後藤選手と楽天・鉄平の1対1のトレードが今月の19日に発表されました。 オリックスは昨年の新選手会長・大引に続いて、今度は生え抜きのチームリーダー後藤を放出。 外野手が欲しいチーム事情もあるでしょうが、抜本的な変…

ジョン・コッターの落とし穴 ~一年の振り返りの観点~

「組織を変えていきたい」と大きな視点でのコンサルティング依頼が多くなりました。 経営者の方に話を伺うと、課題がズラリと並ぶことも珍しくはありません。 そして、「それだけ課題があるにもかかわらず、誰も動こうとしない。自分事と考えていない」とい…

「変えてきたので、変わらずにいられる」

「元気だね、変わらないねとよく言われる。 ただ、“変えてきたので、変わらずにいられる”ともいえる。」日本経済新聞に不定期連載される三浦知良氏のコラム「サッカー人として」での言葉です。現在も現役を続ける不屈の46歳のこの人に言われると、説得力が違…

グローバル化を一石四鳥で考える

コスト競争が一層激しくなる中、アジア人を採用する、育てるという各企業の動きが加速しています。日本に馴染めるかどうかを見極められるかも肝となりますし、外国人を受け入れるにあたり、「社内のグローバル化」も不可欠となります。一方で、グローバル化…

求められる企業内教育の見直し

大学での授業が変わりつつあります。一方的な講義はMOOCでの予習に任せ、授業は議論や演習に特化する海外の方式を、取り入れようとする大学が少しずつ出てきました。「何を教えたか」ではなく、「何を身につけたか」が問われる時代。教室を飛び出し、地域や…

主役が仕事をできなかったときに弱点が現れる

楽天イーグルスが劇的な勝利で初の日本一となった、今年の日本シリーズ。 週間視聴率のトップ3を日本シリーズ第5戦~7戦が独占していたことからしても、昨今稀に見る注目度であったと言えるでしょう。 「主役が仕事をできなかったときに弱点が現れる巨人…

男性の育休取得は制度だけの問題なのか?

育児休業中の所得を補う「育児休業給付」について、休業前賃金の50%を支給している現在の制度を、最初の半年間は67%に引き上げる案を厚労省が労働政策審議会に提出しました。厚労省「男性が育児休業をとりづらいのは、育児休業給付の率が低いのもひと…

ロシア宇宙産業 「改革」 に失敗の予感

【ロシアが宇宙産業改革 組織統合など、人材流出が深刻化】(10/11 日本経済新聞)相次ぐロケット打ち上げ失敗などを受け、先週、ロシア政府が非効率が指摘される宇宙産業の改革に乗り出しました。10を超える宇宙企業群を新設する「統一ロケット・宇宙会社」…

ポジションから距離を置く人事戦略

発足以来、安定的な支持率を保つっている安倍内閣。図の調査は先月(9/6~9)のものですが、国際オリンピック委員会(IOC)総会に安倍晋三首相が出席し、2020年夏季五輪の東京開催が決まったことは支持率アップにもつながったようです。この図では消…

300年後の世界

7月23日に行われた《SoftBank World》というイベントで、ソフトバンクの孫正義社長が「世界へ挑む」と題して講演を行われました。 その中で、新30年ビジョンを作るにあたって描いた“300年後の未来”について、大胆な仮説を披露しました。 【300年後の世界】 ◆…

横浜マリノスに見る問題解決力のキーファクター

ある記事で横浜マリノスの代表である嘉悦朗氏が今シーズンのマリノスの好調な理由に「チームスタイルの確立」を挙げています。 嘉悦氏が正式に社長に就任して以来、マリノスは2010年に8位、2011年に5位、2012年に4位と着実に順位を上げており、今季も首位…

共通言語が一体感と文化をつくる

イノベーション文化創造の一環として、ワイガヤ研修を行ってきました。 本質議論の中から未来価値を探求していくワイガヤ研修では、現場から学ぶことを1つのポイントとしています。 今回も秋葉原や新宿、表参道など人が多く集まる場所に出て行って、価値を…

『県庁おもてなし課』における人材活用

「市民に親しまれるひらがな名称にしよう! 今日から高知県庁の観光振興課は“おもてなし課”となります!」 有川浩原作、錦戸亮&堀北真希主演の映画『県庁おもてなし課』は、こんなくだりから始まります。 おもてなし課で張り切る錦戸亮演ずる掛水史貴は 「…

異質人材が組織を動かす ~アリから学ぶ組織変革~

アリは進化の過程において、あえて“ひねくれ者”を残していると言われています。集団行動から逸脱する“ひねくれアリ”が何%かの確率で生まれる生態系が、アリの集団行動に大きな影響を与えています。<アリの行列> 一匹のアリが餌を見つけ巣に持ち帰るとき、…

“部下無し管理職”の活用が組織運営の肝

部下を持たない管理職と言うと、「担当課長」「課長代理」などの肩書きは付きつつも、役割としては非管理職。 つまりプレイヤーとほぼ変わらないことが多いですよね。 「専門性の高さを活かして」という意味合いも少なからずあるのでしょうが、その実態は年…

“村の祭の酒”から見える組織文化

「“1人の100歩”よりも“100人の1歩”の方が大事。」確かにその通りだろう。 2歩動けば200歩になるし、1人が歩みを止めても、99歩進める。しかし、この「1人が歩みを止めても」という意識が怖い。「弊社の社員は当事者意識がない」という課題をお伺いすることが…

評価会議は単なる目線合わせの場ではない

先日はある企業の評価会議に同席してきました。 評価会議と聞くと評価者の目線合わせが目的にあることが想定されますが、実際には評価者である管理職の育成の場、意識づけが真の狙いとなっています。 この企業では人事部長が評価会議を主導するのですが、部…

仕組みに頼りすぎていないか?(人事制度・自己申告制度)

人事制度構築の依頼をいただくときに、「マネジメントが機能していないから」という課題を聞くことが多くあります。 ここで誤解しないでほしいことは、人事制度はマネジメント支援ツールにはなるが、マネジメントツールではないということです。目標管理制度…