日記というか、ひとり言。

散歩をしていて、スポーツ見ていて、映画を見ていて、漫画を読んでいて思ったこと。

2016-01-01から1年間の記事一覧

階層別研修を疑ってみる

様々なテーマでの研修依頼を頂きますが、そのほとんどが階層別研修です。 管理職研修、中堅リーダー研修、役員合宿、3年目研修…。 同じ階層同士で共通認識を持つことは重要です。 同じ立場だからこそ、同じ課題感を持っていることでしょう。 会社から求めら…

マネジメントは地動説で

名著『7つの習慣』の中に「インサイド・アウト」という言葉が出てきます。 ——————————————————— インサイド・アウトとは、 まず最初に自分の内面を変化させること それから自分の外側に影響を与えること という原則です。 この順番は、逆にはなりません。 何…

問題解決は「問題を変える」ことから始まる

「いかなる問題も、それをつくりだした同じ意識によって解決することはできません。」 – アルベルト・アインシュタイン 真理をついた言葉だと思います。 本当に解決しがたい問題というのは、問題を捉えている枠組みや、問題自体を変えないと解決が難しいもの…

管理職の見極めはロールプレイ

研修でロールプレイを行うことがあります。 結論から言うと、ロールプレイが上手な人は管理職としての素養がある傾向が高いと感じます。 テーマが部下育成などの直接的なものではなく、営業ロールプレイのお客様役をやっていてもそういった素養が滲み出ます…

効率化→省力化→目的の喪失

人気漫画を実写化した映画『バクマン。』。 過去作品のオマージュとも言える細かい工夫や、執筆風景をバトルに模して表現したアクションシーンなど、原作とは違った魅力で楽しませてくれる映画です。 『少年ジャンプ』の読者アンケートで、1位を取ることを目…

「気になる」って大事な感覚だよね。

研修中にホワイトボードに何らかのメッセージを書き残すことがあります。 書いたことを受講生に周知するでもなく、おもむろに。 受講生も何のメッセージかわかりません。 例えばこんな感じのものを。 (TTPとは、(徹底的にパクる)の意味です) 実はこれ…

おすすめ!フィンガープレゼンター

さぁ、さぁ今回ご紹介するのは、コクヨが開発したフィンガープレゼンター。 あ、プレゼンターというのはパワーポイントのスライドを次ページに送る時に使うアイテムです。 完全にコクヨさん製品の紹介ですが、広告料は一切もらっていません。 バーター取引も…

話の長い人が生まれるワケ

話の長い人がいます。 結論までが長かったり。 言い方を変えて同じ事を繰り返していたり。 一文が長かったり。 そういう人を観察していて、2種類のタイプの人がいることに気づきました。 一つは、聞き手の方を全く見ない人。 だから、相手の気持ちに気づけな…

組織変革、まずは視点を一つ下げる

組織変革のお手伝いをしていると、社員に対して「一つ上の視点を持ってほしい」「経営視点を持ってほしい」という想いを聞くことが多くあります。 階層に関わらず、自分の担当範囲とは一つ上の視点で考えることは、重要なことです。 成果を出す上で、リスク…

可能性の狭まる成長

成長とは可能性が広がることです。 成長したことで、可能性が広がることはもちろん。 その過程で視野が広がることもあれば、出会った人によって道が広がることもあります。 できなかったことができるようになり、知らなかったことを知り、見えなかったものが…

ランチ DE 夢トーク

ランチタイム。 研修の中でも楽しい時間ですよね。 事務局でお弁当なんかを用意すると、グループワークで話しきれなかった話題に花が咲きます。 そういったワークじゃない時簡にこそ、本質的な会話が生まれることがあります。 うん、結構多いんです、そうい…

自社の風土との闘い

「ライバルではなく、自分自身との闘い」 スポーツの世界を中心に、こんな言葉を聞いたことがあると思います。 「自分の甘さこそが最大の敵」という意味であり、翻ると「自分自身に勝つことが一番難しい」ということです。 このときの自分とは「個人」を指し…

自分の会社をどう呼んでいますか?

細かいことかもしれませんが、「自分の会社をどう呼んでいるか」から、その人のスタンスを感じます。 スタンス=会社との距離感が。 具体的に言うと、自社のことを「この会社は…」と語る人は、会社と一定の距離があるように感じます。 良く言うと、「客観的…

ビジョンが浸透しない理由

「なぜ、ちゃんと説明しているのに、ビジョンが理解されないだろう?」 それはイメージできていないからです。 ビジョンが達成された状態を。 そして、それは戦略にも言えます。 かつて、作戦を考えることを「絵を描く」と表現しましたが、このニュアンスが…

管理職は「キャッチャー」

「抑えたら投手の手柄、打たれたら捕手の責任」 野球の世界では、そう言われることがあります。 多くのキャッチャーが心に留めていることでしょうが、古田敦也氏が『うまくいかないときの心理術』という本で語ってくれています。 言葉を少し変えると、会社の…

人脈で見える価値観

先日ある企業の研修で、自分の人脈を整理するワークを行っていた際に、 「会社の部下や後輩が人脈に入っている人が少ない」 ということが気になりました。 人脈を考えるときの観点はこんな感じです。 ・何者にも代え難い、大切な人 ・いざという時に相談でき…

「分化×文化」がマネジメントの鍵

多くの企業で、管理職がスーパーマン化しているように感じます。 一担当者としても優れた成果を上げることができ、プロジェクトマネジメントを滞りなくでき、部下をスキル的にも人間的にも育てることができる。 そして、経営者と同じ意識を持って、次の戦略…

人脈マップ

「自分の周りにいる人々を人脈マップで表してみましょう。」 立場が変わるたびに人脈の重要性を感じる、社会人。 会社によっては、リーダーの能力として人脈づくりが明記されることもあるほどです。 「人脈の作り方」をテーマとした本は多く出ていますが、人…

誰のための制度なのよ?

前回に引き続き、「犯人は人事部シリーズ」です。 人事制度を構築するときには2つの視点を意識します。 「社員が意欲を高められるか?」「社員から見てキャリアステップを感じられるか?」などの社員目線。 「経営者のメッセージが伝わるか?」「事業戦略の…

セクショナリズムの犯人は人事部

組織や人の問題というのは、色々な原因が絡み合っていて、「原因はコレ!」「あの人が悪い」みたいな原因特定ができないことが多いんですよね。 と言うより、意味がないと言うか。 にもかかわらず、「犯人は人事部」なんて、決め付けたタイトルを書いてしま…

一目瞭然! 学ぶコト。

2日間の研修ともなると、結構な量のことを詰め込むことがあります。 「詰め込み教育」なんて聞くと、マイナスなイメージになりがちですが、社会人にもなると時間がないので、短期間での詰め込みこそ、重要なものになってきます。 もちろん、それが仕事現場で…

社員を“顧客”と見るマーケティング

採用活動は、しばしばマーケティング活動に喩えられることがあります。 求める人物像を決めて(ターゲッティング)、 競合他社に負けない訴求ポイントを見出し(3C分析)、 どう訴えていくか(4P)に落とし込んでいく。 喩えるというより、マーケティン…

変革方針が伝わらない理由

企業が研修を実施する目的、職場が研修に送り出す想いは、学び・気づきを得てほしいこと。 それによって、考え方や行動が変化し、今まで以上の成果を生み出してほしいというものです。 ただ、この「研修」というものについては、賛否両論状態です。 「研修で…

経営層は“小料理屋”を目指せ!

小料理屋さんって、いいですよねぇ。 女将さんが一人で切り盛りしていて、カウンターのある。 TVドラマ『相棒』に出てくる「花の里」なんかは、まさにそのイメージにぴったり。(写真は2012年の『相棒展』のもの) 最近だと『重版出来』の「重版」なんかが…

『ちはやふる』の面白さを目いっぱい語ってみた

明日からロードショーされる映画『ちはやふる-下の句-』。 『ちはやふる-上の句-』も見ていない自分ですが、漫画の大ファンです。 映画の評判はわかりませんが、漫画の方は、もう傑作と言える作品です。 『火の鳥 鳳凰編・太陽編』『風の谷のナウシカ』…

リーダーが生まれない理由はこれ。

「不謹慎狩り」という言葉が生まれましたね。 熊本での大地震をきっかけに、顕在化した言葉ですが、こういう風潮自体は初めてと言うわけではありません。 匿名で意見ができる環境が身近になったことで加速しましたが、インターネットが生まれる前からあった…

「成長」を押し付けないで。

「メンバーの成長に対する支援の状況」を可視化する調査結果がリリースされました。 人材育成・組織開発コンサルティングを行うシェイクさんが507部署を対象に実施した調査の結果だそうです。 その考察として、 「人が育つ職場とそうでない職場には、"日々観…

子ども扱い、いつまで続けますか?

春になると、大学入学時のことを思い出します。 同じ学生でありながらも、高校生活までとは全く違う大学生活。 多くの先輩たちに刺激を受けながら、特に大人に感じたのは大学4年生でした。 2年生の先輩はもちろん素敵でしたが、3年生になると貫禄を感じ、4年…

うちの会社のHRミッションは何だろう?

先日、ある経営者と、「○○○できる人を育てることが、うちのHRミッションだから」という会話になりました。 ものすごく大事な考え方だと、感心させられました。 同時に『HRミッション』という言葉を、僕から出せなかったことに悔しさも感じました。 多く…

自分の幕を上げていますか?

休日恒例のWOWWOW鑑賞。 今回は映画『幕が上がる』です。 監督=本広克行 原作=平田オリザ『幕が上がる』(講談社刊) www.makuga-agaru.jp 良い映画でした。 でも、見る前は、まったく期待していませんでした。 あの、ももいろクローバーZの5人が主…