日記というか、ひとり言。

散歩をしていて、スポーツ見ていて、映画を見ていて、漫画を読んでいて思ったこと。

組織変革コンサルティング会社に求められること

企業の組織変革を進めるにあたり、ストーリー構築や施策立案は重要です。

でも、それを進めるにあたり一番重要なのは、旗振り役となる人の意識変革だと感じます。

と言うより、それこそが一歩目だと言えるんだと思います。



組織変革のコンサルティングは社長と一緒に進めることもありますが、多くはキーマンとなる方が任命されます。

しかし、実際は「任命されたからやっている」という状態で、キーマンがキーマンとなり切れていない場合が多くあります。

それこそ、社長との伝達役にしかなっていない場合も。。。



その人本人に「会社をこうしたい」という強い想いがなければ、誰もついてきません。

多少の反対があっても、必要なことであれば実行しようとする意志の強さ。

まずは自分が変わろうとする姿勢や、ときには社長にも意見する姿勢が周囲を動かし、組織全体を動かします。



もちろん、私たちコンサルタントも二人三脚となって進めるため、その役割を担います。

しかし、やはり全社を動かすのは、社内の方です。

推進者がリーダーシップを取らなければ、社員はついてきませんし、決めるべきことも遅々として決まりません。

何よりも、変革に終わりはないため、コンサルタントが抜けた後にも、変革のを推進していくのは社内の方に他ならないのです。



コンサルタントに求められる仕事の一歩目は、こういったキーマンの心に火をつけることにあると自分では思っています。



また、経営者の方と一緒に進めている場合でも、その方自身がボトルネックとなっている場合もあります。

過度の危機感「任せた」と言いながらチェックの細かい管理癖。

提案を上げれば、必ず否定から入るマネジメントなど。

日々のマネジメントや方針の伝え方が、直接的・間接的に会社のエネルギーを下げています。



こういう場合は、社長の変化を促すことが重要な役割です。

コンサルタントとして求められていることは、ロードマップを描くことや施策を提案することではなく、変革を起こすこと。

それにはキーマンを育てること、意識変革を促すことも役割として認識しなければならないということです。

ときには苦言も厭わない姿勢で。



コンサルティングを進める過程で(会議やワークショップ、その他やり取りの中で)、本人のエネルギーを高めること、会社のことを本気で考えることの面白さを感じてもらうことを意識する必要があります。

また、その人自身の人生と向き合っていくことも。


火