日記というか、ひとり言。

散歩をしていて、スポーツ見ていて、映画を見ていて、漫画を読んでいて思ったこと。

働き方・生き方を考える人へ

「成長」「裁量権」という言葉の背景

中小企業の新卒採用活動も、内定出し期間が第二次ピークに達する頃でしょうか。 ここから大手企業の本番という学生も多いと思います。 ここで、採用・就職活動で多く出てくる「成長」「裁量権」という言葉について触れてみます。 「うちに来たら成長できます…

ゆっくり来る未来が早く来た

三菱UFJ信託銀行の新サービスのメディア発表会に中田英寿氏が参加されていました。 その中で、地方でも活躍する中田氏に、「地方の様子については?」という質問が寄せられました。 それに対して中田氏は下記のように答えました。 「地方というよりも、イン…

親会社からの出向社員が持つべき意識

「出向者」ついて考えました。 よくあるのは、親会社から子会社への出向です。もちろん、ノウハウ共有のために出向している人もいるでしょうが、そうでないことも少なくないはず。 一般社員が、お客様のように出向してくることも見受けられます。 はっきり言…

字の読めない人

「良い本を読まない人は、字の読めない人と等しい。」 おっしゃる通りです。ソクラテスさん。 当たり前すぎで、ぐうの音も出ません。 この当たり前はいろいろなところで言えます。 意見を言わない人は、意見がない人と等しい。 字は読めるけど、本は読めない…

就職活動の自己分析で心得ておくこと

就職活動初期。 「自己分析が苦手」と言う人がいるが、そもそも得意な人なんていない。 もっと言うと、自己分析を拠り所にする必要はないと思う。 自己分析は“思い込み” なんらかの自己分析ツールを受けるとする。 その質問に答える過程で、「自分はこうあり…

「評価されてない」と思った時こそ論語を

「人の己を知らざるを患(うれ)えず、人を知らざるを患うるなり。」 (不患人之不己知、患己不知人也) 「誰も私のことを評価してくれない」と悩んでいるけど、 逆に、自分が周りを認めていないことが問題でしょ。 というニュアンスの、孔子の『論語(学而…

マネジメントは地動説で

名著『7つの習慣』の中に「インサイド・アウト」という言葉が出てきます。 ——————————————————— インサイド・アウトとは、 まず最初に自分の内面を変化させること それから自分の外側に影響を与えること という原則です。 この順番は、逆にはなりません。 何…

可能性の狭まる成長

成長とは可能性が広がることです。 成長したことで、可能性が広がることはもちろん。 その過程で視野が広がることもあれば、出会った人によって道が広がることもあります。 できなかったことができるようになり、知らなかったことを知り、見えなかったものが…

人脈で見える価値観

先日ある企業の研修で、自分の人脈を整理するワークを行っていた際に、 「会社の部下や後輩が人脈に入っている人が少ない」 ということが気になりました。 人脈を考えるときの観点はこんな感じです。 ・何者にも代え難い、大切な人 ・いざという時に相談でき…

決意する暇があったら、行動する。

「他人のことは行動で判断するのに、自分のことは決意で判断することがよくある。 しかし、行動を伴わない決意は、期待してくれている人に対する裏切りでしかない。」 アンディ・アンドルーズ氏の書いた『希望をはこぶ人』からの抜粋です。 www.amazon.co.jp…

選択肢を持てる人生を歩む

キャリアデザインは必要なのか? 意味があるのか? 「デザインしたって、その通り行くわけがない」 うむ、人生の醍醐味。 「やりたいことがたくさんあって、決められない」 それはそれで、素晴らしい人生だと思う。 「ライフイベント次第ではどうなるかわか…

働き方を認めるということは…

時短勤務で働くことが珍しいことではなくなりました。最近では、男性でも時短を選択される方も少なくないようですね。それほど一般的になっている一方で、新しく時短勤務制度を導入する企業にとっては、心理的ハードルが拭えないことも事実です。時短で帰る…

人が、人としての力を発揮しているか?

「ロボットが接客するホテル」として話題を集めるハウステンボスの『変なホテル』。 www.h-n-h.jp 人が行っていた業務の7割程度を自動化して人件費を1/3に削減し、世界最高の生産性を追求することで、手ごろな価格で快適に泊まれるローコストホテルを目…

“ものさし”が減る日本企業

日本初の量産型エアバッグを開発した元ホンダの小林三郎氏とタッグを組んで研修を行うことがあります。ホンダの“挑戦・独創・革新”の文化の中での原体験をもとに、イノベーションを起こす組織・リーダー、そしてものの見方について学んでいきます。講演で語…

サービス向上の鍵は、組織変革にあり

電車の釣り革広告で、こんな問題を見かけました。 ご存知、日能研の「シカクいアタマをマルくする」シリーズです。 解答はどうあれ、ふと思ったことは、 「ITの普及によって、サービスや働き方が変化していくことを小学生にも考えさせている時代なのに。。。…

高質な原体験が“目”を養う

「スーパーバイザーの仕事は良い点に目を向けることだ」とある人が教えてくれました。受け持つ店舗・施設の運営をより良いものにするためのアドバイスを行う。それがスーパーバイザーの役割だとすると、どうしても改善点に目が行きがちなものです。しかし、…

女性の活用も“下準備”が欠かせない

女性閣僚二人が退任となりましたが、各企業内では女性活用のために、様々な施策が展開されています。パパママを対象とした制度が特に多く、育児休暇・時短勤務・テレワーク・ベビシッター補助。その他、育休中のフォローを行う人事もあれば、ママさん座談会…

「メール文化が生んだ非生産性」

メールコミュニケーションの発達が、時間帯・スピード・距離の概念を変えました。 いや、なくしたと言っても過言ではないかもしれません。 相手の在・不在にかかわらず要件を伝えることができ、記録にも残るこのツールは、いつしか同じ職場内でのコミュニケ…

主役が仕事をできなかったときに弱点が現れる

楽天イーグルスが劇的な勝利で初の日本一となった、今年の日本シリーズ。 週間視聴率のトップ3を日本シリーズ第5戦~7戦が独占していたことからしても、昨今稀に見る注目度であったと言えるでしょう。 「主役が仕事をできなかったときに弱点が現れる巨人…

男性の育休取得は制度だけの問題なのか?

育児休業中の所得を補う「育児休業給付」について、休業前賃金の50%を支給している現在の制度を、最初の半年間は67%に引き上げる案を厚労省が労働政策審議会に提出しました。厚労省「男性が育児休業をとりづらいのは、育児休業給付の率が低いのもひと…

「グローバル人材」とは何なのか

産業能率大の調査によると、今の新入社員は海外勤務について「消極派」と「積極派」の二極化が進んでいるといいます。「海外で働きたいとは思わない」という消極派が58%で最多。次が「どんな国・地域でも働きたい」という積極派(30%)で、「国・地域…

「仕事一筋」が後継者育成を阻む

何事に対しても一心不乱に取り組む情熱や責任感はどこでも歓迎されるものでしょう。特に仕事に対して無我夢中で取り組むような人材は、企業にとって文句のないことかもしれません。「仕事一筋」責任感が強く、いかにも成果を上げそうなイメージではあります…

ポジションから距離を置く人事戦略

発足以来、安定的な支持率を保つっている安倍内閣。図の調査は先月(9/6~9)のものですが、国際オリンピック委員会(IOC)総会に安倍晋三首相が出席し、2020年夏季五輪の東京開催が決まったことは支持率アップにもつながったようです。この図では消…

オリンピック開催が個人に影響を与えるというということ

2020年のオリンピック招致が決まりました。 個人的にはとても楽しみです。 そして、日本にとっても非常に楽しみなイベントであるということは言うまでもないでしょう。 経済効果や外交面の方向性発信など、国として期待することが大きいところです。 オリン…

300年後の世界

7月23日に行われた《SoftBank World》というイベントで、ソフトバンクの孫正義社長が「世界へ挑む」と題して講演を行われました。 その中で、新30年ビジョンを作るにあたって描いた“300年後の未来”について、大胆な仮説を披露しました。 【300年後の世界】 ◆…

「桐島、会社辞めるってよ」

「本当は、世界はこんなにも広いのに、 僕らはこの高校を世界のように感じて過ごしている」現在レンタルショップの新作コーナーに並んでいる映画『桐島、部活やめるってよ』。 国内映画賞において10冠を達成するなど高い評価を得た本作は、人によっては退屈…

「働き方の多様化」を考える

雇用形態の多様化が進み、正社員以外の働き方が増える一方で、正社員の中にも、多様な働き方を求める声が高まっています。昨年起きた東日本大震災は、多くの人にとって仕事や生活を見直す機会となったと言えます。各企業では、そのような働き方の多様化に対…

オリジナルモチベーション

「君は、なぜこの事業をやりたいと思ったの?」 研究職を対象とした新規事業創出研修。 この言葉は、その最終成果報告会で、自らが企画した新事業プランをプレゼンテーションする受講生への専務からの投げかけでした。 「君は、なぜこの事業をやりたいと思っ…

進化する伝統芸能 ~プロとしての姿~

今年になって落語を聞くようになりました。 話し方の勉強にと思ったことが、そのきっかけでしたが、もともと、「面白いもの大好き」の自分。 あっという間にその魅力に飲み込まれてしまいました。 立川志の輔を筆頭に、現代をテーマにした新作落語もイメージ…

伝統芸能に学ぶ組織の重層性

涼しい風を感じる季節になりました。 この時期になると週末には、日本全国いたるところで、お神輿を担ぐ声が聞こえてきます。 「ワッショイ、ワッショイ」と。僕の生まれ育った地域でも、毎年10月の第1日曜日にお祭りがあり、僕自身もそのお祭りで獅子舞を踊…