日記というか、ひとり言。

散歩をしていて、スポーツ見ていて、映画を見ていて、漫画を読んでいて思ったこと。

マネジメントする人へ

「生徒」としての経験が、「教師」の質を高める

先日、セブ島の英語留学というものを短期体験してきました。 島ごとに言語が異なるフィリピンでは、共通語に英語を採用。 国民ほぼ全員が英語を話せる環境にあるため、「英語を勉強しに行くなら、欧米に行くよりフィリピンの方が近いし、圧倒的に安いよね」…

小学生の通知表って、わかりにくい。

昨年の話です。 自分の娘の通知表を見て思うことがあり、小学校の校長先生宛に、こんなメールを送りました。 (本論だけ抜粋したものになります。) ------------------------- さて、この度は1点お願いがあって、連絡いたしました。 通知表を拝見し、コメン…

≪逆≫ 30人の壁

「30人の壁」。 設立以後、順調な人員拡大をしている会社でも、従業員数30人で停滞が見られるというものです。 採用を進めていても、入社者と退職者の数がほぼ同じで、結果として停滞が起きてしまいます。 つまり、30人のタイミングで、働きづらさを感じ始め…

ゆっくり来る未来が早く来た

三菱UFJ信託銀行の新サービスのメディア発表会に中田英寿氏が参加されていました。 その中で、地方でも活躍する中田氏に、「地方の様子については?」という質問が寄せられました。 それに対して中田氏は下記のように答えました。 「地方というよりも、イン…

人を動かすものは、過去・現在・未来にある

人を動かすのは、 過去への「反省」。 現在の 「欲求」。 未来への「期待」。 逆に、人の足を止めるのは、 過去への「満足」、 現在の 「理性」、 未来への「諦め」。 「理性」は制御装置なので、やるべきでないことをやめるときには大事なもの。 ですが、全…

コロナによって見えなくなった実態

コロナによって見えなくなった実態 「今はコロナだからしょうがない」 各業界でこの言葉がいつまで通用するのだろうか? もしかしたら、この言葉を“言い訳”にしてしまっている部分もあるのではないか? 例えば、百貨店。 3密の回避による集客減に加え、緊急…

「評価されてない」と思った時こそ論語を

「人の己を知らざるを患(うれ)えず、人を知らざるを患うるなり。」 (不患人之不己知、患己不知人也) 「誰も私のことを評価してくれない」と悩んでいるけど、 逆に、自分が周りを認めていないことが問題でしょ。 というニュアンスの、孔子の『論語(学而…

僕らはみんな中間管理職

大変でない仕事はないとは思うが、「中間管理職は大変だよ」という言葉に異を示す人は少ないだろう。 「よく聞く」わけではないが、「しっくり来る」と感じてしまうのは、それぞれの実体験が濃いためだ。 何が大変か? それは“板挟み”という言葉に集約されて…

論破される人はコミュニケーション力が高い!?

コミュニケーション力とは何なのか? 面白い話ができることなのか? 語彙力が豊富なことなのか? 語学力が高いことなのか? 私は、「異なる考えの人に自分の考えを伝える、相手の考えを聞くことができる力」のことだと思う。 その手段として、ジョークや語彙…

マネジメントは地動説で

名著『7つの習慣』の中に「インサイド・アウト」という言葉が出てきます。 ——————————————————— インサイド・アウトとは、 まず最初に自分の内面を変化させること それから自分の外側に影響を与えること という原則です。 この順番は、逆にはなりません。 何…

管理職の見極めはロールプレイ

研修でロールプレイを行うことがあります。 結論から言うと、ロールプレイが上手な人は管理職としての素養がある傾向が高いと感じます。 テーマが部下育成などの直接的なものではなく、営業ロールプレイのお客様役をやっていてもそういった素養が滲み出ます…

話の長い人が生まれるワケ

話の長い人がいます。 結論までが長かったり。 言い方を変えて同じ事を繰り返していたり。 一文が長かったり。 そういう人を観察していて、2種類のタイプの人がいることに気づきました。 一つは、聞き手の方を全く見ない人。 だから、相手の気持ちに気づけな…

自分の会社をどう呼んでいますか?

細かいことかもしれませんが、「自分の会社をどう呼んでいるか」から、その人のスタンスを感じます。 スタンス=会社との距離感が。 具体的に言うと、自社のことを「この会社は…」と語る人は、会社と一定の距離があるように感じます。 良く言うと、「客観的…

ビジョンが浸透しない理由

「なぜ、ちゃんと説明しているのに、ビジョンが理解されないだろう?」 それはイメージできていないからです。 ビジョンが達成された状態を。 そして、それは戦略にも言えます。 かつて、作戦を考えることを「絵を描く」と表現しましたが、このニュアンスが…

管理職は「キャッチャー」

「抑えたら投手の手柄、打たれたら捕手の責任」 野球の世界では、そう言われることがあります。 多くのキャッチャーが心に留めていることでしょうが、古田敦也氏が『うまくいかないときの心理術』という本で語ってくれています。 言葉を少し変えると、会社の…

人脈で見える価値観

先日ある企業の研修で、自分の人脈を整理するワークを行っていた際に、 「会社の部下や後輩が人脈に入っている人が少ない」 ということが気になりました。 人脈を考えるときの観点はこんな感じです。 ・何者にも代え難い、大切な人 ・いざという時に相談でき…

「分化×文化」がマネジメントの鍵

多くの企業で、管理職がスーパーマン化しているように感じます。 一担当者としても優れた成果を上げることができ、プロジェクトマネジメントを滞りなくでき、部下をスキル的にも人間的にも育てることができる。 そして、経営者と同じ意識を持って、次の戦略…

社員を“顧客”と見るマーケティング

採用活動は、しばしばマーケティング活動に喩えられることがあります。 求める人物像を決めて(ターゲッティング)、 競合他社に負けない訴求ポイントを見出し(3C分析)、 どう訴えていくか(4P)に落とし込んでいく。 喩えるというより、マーケティン…

経営層は“小料理屋”を目指せ!

小料理屋さんって、いいですよねぇ。 女将さんが一人で切り盛りしていて、カウンターのある。 TVドラマ『相棒』に出てくる「花の里」なんかは、まさにそのイメージにぴったり。(写真は2012年の『相棒展』のもの) 最近だと『重版出来』の「重版」なんかが…

リーダーが生まれない理由はこれ。

「不謹慎狩り」という言葉が生まれましたね。 熊本での大地震をきっかけに、顕在化した言葉ですが、こういう風潮自体は初めてと言うわけではありません。 匿名で意見ができる環境が身近になったことで加速しましたが、インターネットが生まれる前からあった…

「成長」を押し付けないで。

「メンバーの成長に対する支援の状況」を可視化する調査結果がリリースされました。 人材育成・組織開発コンサルティングを行うシェイクさんが507部署を対象に実施した調査の結果だそうです。 その考察として、 「人が育つ職場とそうでない職場には、"日々観…

子ども扱い、いつまで続けますか?

春になると、大学入学時のことを思い出します。 同じ学生でありながらも、高校生活までとは全く違う大学生活。 多くの先輩たちに刺激を受けながら、特に大人に感じたのは大学4年生でした。 2年生の先輩はもちろん素敵でしたが、3年生になると貫禄を感じ、4年…

役割意識が組織を弱くするというパラドックス

メンバー間のコミュニケーション不足。 チームワークの欠如。 役割分担、分業、、、は良いけれど、自分の仕事しかやらない。 そんな課題を持つ組織は少なくないと思います。 「協力しよう」「ノウハウ共有し合おう」「自分の業務範囲に拘らず動こう」という…

職場に蔓延する“伝染病”

伝染病とは、病原体が別の個体へと到達し、連鎖的に感染者数が拡大する感染症の一種です。 怖いですねぇ。 感染方法は空気、接触など感染経路は多々あります。 怖いですねぇ。 「怖い、怖い」と言いながら、意外と身近なところに、この伝染病がはぎこってい…

WHYによって、組織を繋ぐ

「WHYから始めよ!」 ちょっと前に流行ったのを覚えていますか? マーケティングコンサルタントのサイモン・シネックの言葉です。 人々の胸をときめかせ、鼓舞することに成功した個人や組織がとってきた行動のパターンは、すべてWHY(なぜ)から始まっている…

任せ上手 と 任せ下手

あと2ヶ月ほどすると、新卒の新人が配属されてくる、期待と不安の入り混じる時期。OJTに力を入れている企業では、「OJT担当者研修」「メンター研修」なるものが実施される時期でしょう。経験を通じた学びに勝るものはありません。そうなると、上司・…

見抜かれる上司、気づかない上司

評価面談の時期が近づいてきました。 「もうすでに、始まっているよ」という企業もあるかもしれません。 期待することより成果が低い場合、できていない部分に目がいってしまいますが、その中でも「うまくいったこと」「取り組んでみたこと」「小さな変化」…

「非常識な目標」で組織を揺さぶる

最近話題になっている本『経営者になるためのノート』。 ユニクロの柳井正氏が社員教育のために書かれた門外不出のテキスト。それが書籍化されたものです。その第一項には、「イノベーションをもたらすために、非常識と思えるほどの目標を掲げよ」という趣旨…

部下は模倣する

思いのほか、部下は上司や先輩社員のことを見ています。 これは、本人に「見ている」という自覚がなくとも、です。 いつの間にか脳に刷り込まれているものです。 厄介なのは、模倣して欲しくないことほど、簡単に模倣されやすいということなんですね。 ダラ…

新人も職場も育つ研修

10月~11月は新入社員フォロー研修の依頼も多くなります。 入社以来、全力で走ってきた中で、一度立ち止まって、これまでの経験・学びを振り返ることが大切な時期です。 職場からフィードバックコメントを事前に収集し、振り返りに活用することも少なくあり…