日記というか、ひとり言。

散歩をしていて、スポーツ見ていて、映画を見ていて、漫画を読んでいて思ったこと。

マネジメントする人へ

新人も職場も育つ研修

10月~11月は新入社員フォロー研修の依頼も多くなります。 入社以来、全力で走ってきた中で、一度立ち止まって、これまでの経験・学びを振り返ることが大切な時期です。 職場からフィードバックコメントを事前に収集し、振り返りに活用することも少なくあり…

もしもプロ野球界が1つの会社だったなら。

「母さん、おれ、『株式会社NPB』を受けることに決めたよ。人事の人も10月22日に合格通知くれるって言ってたし。いや、もちろん絶対というわけではないんだけどさ。きっと、どこかの部署が声かけてくれると思うんだ。実力主義で、歩合制みたいな感じもあ…

「自分の価値観で人を責めない」

自分の価値観で人を責めない。一つの失敗で全て否定しない。長所を見て短所を見ない。心を見て結果を見ない。そうすれば人は必ず集まってくる。– 吉田松陰 –この言葉を噛み締めるだけで、リーダーシップ研修1日分に相当するのではないかと思えてくる。ダイバ…

なぜ彼が人類初に選ばれたのか?

ユーリイ・ガガーリン。ほとんどの方がその名を聞いたことがあるでしょう。旧ソ連の軍人であり、1961年に1人乗りの宇宙船ボストーク1号で、人類初の大気圏外を1周した人物です。昨年末に公開された映画『ガガーリン 世界を変えた108分』。ガガーリンが宇宙飛…

一言で伝える力。

研修でプレゼンを聞いていると、「一言で伝える」ということが重要だと改めて感じます。 もちろん、社内会議等でもそれは同じことが言えるのですが。 研修のように、数グループが連続してプレゼンする場面だと、余計に「端的に言うと?」と感じてしまいます…

『バケモノの子』に見る、上司の存在

(c)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS映画 『バケモノの子』 を見てきました。細田監督の作品は大好きですね。キャラクターがみんな魅力的ですし、本作では渋谷の街と金網のリアルさに、妙に惹かれました。力は強いが、性格は横暴で品格もないバケモ…

組織における盲目性

「大企業で働いたからと言って、多くの人と働くわけでもない。」就職活動のときに聞き、今でも印象に残っている言葉です。大企業に勤めたとしても、仕事上で直接接する人というのは、限られているということでした。仕事内容やその人の働き方は異なるため、…

サッカー、一流クラブでさえ

以前あるテレビ番組で、元サッカー日本代表の中田英寿氏と、チェルシーの監督であるジョゼ・モウリーニョ氏の対談企画がありました。 この対談での中田氏の「この10年間でサッカー界で最も変わったことは?」という質問に対するモウリーニョ監督の答えが、大…

“ものさし”が減る日本企業

日本初の量産型エアバッグを開発した元ホンダの小林三郎氏とタッグを組んで研修を行うことがあります。ホンダの“挑戦・独創・革新”の文化の中での原体験をもとに、イノベーションを起こす組織・リーダー、そしてものの見方について学んでいきます。講演で語…

目標設定から見る組織運営の大きな課題

ある企業では、評価制度に絡めて「チームごとの目標共有会」を行っています。目標管理制度の中で立てた目標を、チーム内で共有し、フィードバックし合うという、その名の通りのものです。よくありそうで、意外と導入されていないこの施策。チームの人数は3…

大阪都構想と企業統合

「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が17日に行われ、「反対」が「賛成」を僅かに上回って多数となりました。 投票率は66.83%。 多くの人の関心を集め、提言をしたということだけでも、橋下市長の果たした役割は大きいものだと、私は考えます。 ただ…

経営とは何かを考える

「経営」。企業に勤める人であれば日々直面している言葉であり、それは学校という場であっても、NPOのような組織でも考える必要があるものです。それでは、この「経営」というもの。日々耳にしてはいますが、「経営する」とは一体どう言うことなのでしょうか…

「出口」を考えて人を育てる

「君達を人材業界のプロにしようと思っていない。 ビジネスのプロフェッショナルなれるように育てていく。」 私が新人の頃、OJTを担当してくれていた上司の言葉です。 何年も前のことですが、入社して初めてのゴールデンウィークを迎える前、ちょうど今時だ…

『WOOD JOB !』 に見る上司の役目

今更ですが、映画『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』をDVDで鑑賞しました。林業をテーマにしたこの映画。大学受験に失敗した主人公が、とある理由で1年間の林業研修プログラムに参加するという青春映画です。“とある理由”とは「パンフレットに載っていた美少…

広大で無限な海の存在

「船を造りたいのなら、男達に木を集めるように呼びかけたり、仕事を割り振って命令したりする必要はない。 代わりに、彼らに広大で無限な海の存在を説けばいい。」 『星の王子様』で有名なサン=テグジュペリの言葉です。 この言葉は企業経営においても重要…

「教える」に込められた本当の意味

「教えているのに、なんでできないんだ?」 こんな発言は、教えることに対してものすごく一方的な印象を覚えます。 「教える」の語源は教える人の心に由来するといいます。 「教える」の「オシエ」は愛惜しむの「ヲシ(愛惜)」に接尾辞の「へ」がついたもの…

組織における本当の「乱」とは?

吉田松陰の言葉に、次のようなものがあります。「乱は兵戦にも非ず、平は豊饒にも非ず、君君たり臣臣たり、父父たり子子たり、天下平なり」 「戦争が起きているから世の中が乱れているわけではない、豊作だから世の中が平和ということでもない、主君が主君の…

評価者の勘違い

世の中、勘違いは多いものです。そして、多くの管理職の方が勘違いしていると感じることは、評価者としての役割です。研修で「評価点の目線合わせをして欲しい」「評価スキルを教えて欲しい」という要望が多いですが、勘違いしているなと感じる瞬間です。評…

擬人化される理念

理念を作って、あとは手付かず。そういったパターンに陥る背景の1つは、理念を擬人化していることが挙げられます。理念は経営者の思いや、会社として提供したい価値を明文化したものです。明文化する意味はいくつかありますが、教育的要素を求める経営者の…

女性の活用も“下準備”が欠かせない

女性閣僚二人が退任となりましたが、各企業内では女性活用のために、様々な施策が展開されています。パパママを対象とした制度が特に多く、育児休暇・時短勤務・テレワーク・ベビシッター補助。その他、育休中のフォローを行う人事もあれば、ママさん座談会…

質問力が考える社員を育てる

「あんたはどう思うのか?」「一言で言って何だ?」「A00(エーゼロゼロ)は?」こんな質問を浴びせられることが日常的であったのが、かつてのホンダでした。A00とは基本要件、つまり目的のこと。こういった質問が社内のいたるところで交わされることによっ…

質問する力が弱い背景は?

新人が職場に配属されて、早3ヶ月。 「質問する力が弱いといな」と感じたことはないでしょうか? 私は感じます。 研修で講師や事務局をやっていても、別の場で何かを教えていても。 研修の場ではできるだけ質問が出ないように説明しているのですが、それを差…

職場で作るコーチング風土

手前味噌な話で恐縮ですが、自社の新人の成長をとても嬉しく感じます。スキルが高まったというより、気づき力が高くなったと感じます。指示されたことをやるだけでなく、「自分からできることはないか」と考え、仕事の幅を広げようとする姿勢に素晴らしいも…

職場での育成はOJTのみに非ず

うちの会社では、毎週、「3つでまとめる」というトレーニングワークを行っています。 KJ法とロジックツリーを使った30分ほどの簡単なワークですが、テーマによってはかなり悩むものも。 抜け漏れ、重複はないか(MECEか)といったことはもちろん、 テ…

リーダーシップは自分らしさの中にある

リーダーシップとは、リーダーが後ろを振り返ったとき、フォロワーが喜んでついてくること J・クーセズとB・ポスナーは、リーダーシップについて、上記のように解説しています。 ただ前に進む人が必ずリーダーというわけではありません。 「フォロワーが喜…

部長に求められるマネジメント力って?

5月に差し掛かるこの時期。 評価結果と来期への期待を伝えるフィードバック面談が行われる頃でしょうか。 多くの企業で、現場の声としてあがるのが「課長の評価対象者が多い」ということです。 人によっては30名の部下がいて、面談だけで1週間が終わってしま…

育成者としての上司の重要な役割

新入社員が入社して、早2週間。 新入社員研修の時期を終え、すでに現場配属されている企業も少なくないことでしょう。 「うちは成長意欲の高い人を採用している」 という企業に限って、その成長は本人に委ねられていることが非常に多いものです。 採用が成功…

マネジメントは“てこの原理”

部下のモチベーションを上げるということが、昨今のマネジメントの課題の1つになっています。 答えがあるものではありませんが、モチベーションという目に見えないものが頭の中で肥大化し、そのためのマネジメント施策も「大それたもの」と思われがちのよう…

高梨選手の言葉に感じる

羽生選手や葛西選手のメダルに沸くソチ五輪。遡ること大会5日目。多くの方の期待を受けながらも、惜しくも表彰台を逃したのが、女子スキージャンプの高梨沙羅選手でした。風の影響。ジャンプ台の構造。金メダルへプレッシャー。様々な要素があったでしょうが…

実学か、研修か、という二律背反

「研修での学びよりも、現場で学ぶことのほうが多い。」 よく耳にしそうなことではありますが、 「だから、研修はいらない。」 という話にもならないでしょう。にもかかわらず、 「うちの社員は現場で学んでいるから大丈夫。」 「人は勝手に育つもの。弊社は…