日記というか、ひとり言。

散歩をしていて、スポーツ見ていて、映画を見ていて、漫画を読んでいて思ったこと。

質問する力が弱い背景は?

 

新人が職場に配属されて、早3ヶ月。

「質問する力が弱いといな」と感じたことはないでしょうか?

 

私は感じます。

研修で講師や事務局をやっていても、別の場で何かを教えていても。

研修の場ではできるだけ質問が出ないように説明しているのですが、それを差し引いても「質問する力」が弱いと感じます。

 

新人に限らず、職場でそう感じることはないでしょうか?

 

もしそうであるならば、その原因の一つに、「質問することへの心理的抵抗が強い」ということが言えるでしょう。

①目立ちたくない(特に研修などでは)

②質問することでわかっていないと思われたくない

③質問の回答が論破されると感じる、それが嫌

という抵抗感です。

 

 

そして、もう一つの原因として、「考える力が弱くなっている」のではないかと私は感じます。

 

もう少し深めると3つ。

①理解力が乏しいから「わからないことがわからない」

②考える幅が狭くて、自分なりに理解したと思っている

③モヤモヤするが質問が言葉にならない

 

どれも問題ではありますが、特に、②は厄介ですね。

 

勝手に進めて全く間違った方法で、納品されたり、ワークを進めたりすること。

納期ギリギリで「全然イメージと違うよ~」となってしまうことも。

 

もちろん、伝える側の問題もあるでしょう。

ただ、それ以上に聞き手の思い込みが大きく作用していると感じられます。

 

聞いたことを自分のモノサシの中でしか処理できずに、他の可能性を考えられていないと。

さらにそのモノサシが非常に狭すぎる、少なすぎると。

 

例えば、「聞く力」一つ取っても、音を聞く、傾聴する、質問する、そばにいるなど色々な解釈ができますが、人によっては「音を聞く」というものしか連想できないでしょう。

 

逆に、思考の幅が広い人は、1言われたことに対して10の広がりを考えられるため、それを補完するための質問が出てきます。

もっと単純に、「りんご」と聞いた場合でも、種類、産地、色、用途など様々なことが頭に浮かびます。

 

そういったものが浮かばずに、先入観をもとにした決め付けで色々なことを判断してしまう人が少なくないのではないでしょうか。

 

この違いの背景は、「見ている世界、触れ合う人間の幅の広さ」ではないいでしょうか。

 

限定的な世界でしか活動をしてきていないと、一つの言葉から想像できる要素のシチュエーションも限定的になってしまいます。

 

 

背景はどうあれ、質問ができない、誤った理解をすることが多い部下がいる。

そんなときに、指示を出す管理職の方はどのようにマネジメントするのが良いでしょうか。

 

1つの手として、様々な人と仕事をさせるということがあります。

様々な指示の出し方、言葉の使い方があるということを知るだけで、「確認しなければならない」という意識が強くなります。

 

あ、それと「質問しやすい雰囲気」。

これを作ることも大事です。

 

質問です!