うちの会社では、毎週、「3つでまとめる」というトレーニングワークを行っています。
KJ法とロジックツリーを使った30分ほどの簡単なワークですが、テーマによってはかなり悩むものも。
抜け漏れ、重複はないか(MECEか)といったことはもちろん、
テーマに対して本質的な内容であるかを問うと、30分はかなりタイトです。
出てきた付箋の半分を「これは本質じゃない」とばっさり切り捨ててしまうことも。
このワークのねらいは、思考の癖付けです。
若手社員の成長のために
「整理して話せるようになれ」
「考える力を身につけろ」
「3つでまとめる癖をつけろ」
と上司が声高に言ったとしても、このような思考に関するレベルアップは一朝一夕にはいきません。
そして、思考の癖付けは、日々の業務で意識すべきものですが、「日々の」といった言葉は危ういものです。
考え方や癖というのは体に染み付いているため、結局「意識できませんでした」で終わってしまいます。
特に目の前のことで一杯いっぱいの新人にとっては尚更です。
業務とは別の時間で訓練することが効果的です。
職場ではOJT、業務外で集合研修というイメージがあります。
しかし、伸ばしたいテーマによっては、職場においてもOFF-JTの機会をつくると良いでしょう。
・業務を離れて
・集合研修までいかない小グループで
・短時間でも、継続して行う
特に、「短時間でも、継続して行う」ということが重要です。
わかる・知っているではなく、できるレベルには落とし込んでいくためには。
そして、そういった学び・思考の癖付けが、どのような仕事内容でも成果を生み出せる人材を育てます。