三菱UFJ信託銀行の新サービスのメディア発表会に中田英寿氏が参加されていました。
その中で、地方でも活躍する中田氏に、「地方の様子については?」という質問が寄せられました。
それに対して中田氏は下記のように答えました。
「地方というよりも、インターネット技術が進んできた中で、必ずこの近い未来に起こりうることが、一気に押し寄せただけだと思います。
だから、コロナによって悪くなったのではなくて、ゆっくり来るはずであろう未来が早く来たとたんに対応できなかったということなのかな。
(中略)
オンラインが発達したことによって、地方でもできるようになった時には、今度は自然の魅力、住む環境というところで人は今度今度動き始めるんじゃないかなと思います。
まあ結果、地方の魅力というのはこれから増すでしょうし、今からが大きな勝負じゃないかなと思います。」
私は中田氏の言葉に共感しました。
特に「ゆっくり来るはずであろう未来が早く来たとたんに対応できなかった」という部分は非常に本質的だと思います。
“ドッグイヤー”という言葉が数年前に出ましたがが、変化スピードは年々早まっています。
さらに、新サービスや天災によって、大きく変化が加速することはこれまでにもありました。
アップルの開発力によって、CD市場が崩れ、これまでの広告モデルが激変したように。
「いずれ起こる変化」を「いずれ」と思わずに準備する。
これが、個人の働き方、企業の戦い方の要諦になります。