キャリアデザインは必要なのか? 意味があるのか?
「デザインしたって、その通り行くわけがない」
うむ、人生の醍醐味。
「やりたいことがたくさんあって、決められない」
それはそれで、素晴らしい人生だと思う。
「ライフイベント次第ではどうなるかわからない」
女性に多い声だと思います。
「会社の状況によって、どうなるかわからない」
なるほど、あるでしょう。
十人十色の考えがあると思いますが、「大事なのは、人生の選択肢を持てているか?」ってことじゃないかなと思います。
例えば、僕はコンサルタントとして仕事をしているんですが、その場合で言うと
・今の会社の考えを進化させ、より多くの企業の組織活性化に携わる
・独立し、これまでの経験と独自の理論とを融合させ、新しい価値を生み出す
・1つの企業の人事部門に入り、これまでの経験をどっぷり活かす
・週3日はコンサルタント、週3日は企業人事として、仕事に従事する
・時短勤務の許される環境に入り、子育てと地域活動に励む
・妻の海外転勤について行き、見識を広げる
などといった具合に、今後のキャリアを広げて考えることができます。
どれも魅力的に感じます。
もちろん、その全てが選べるわけではありません。
むしろ「願望」と言える選択肢がほとんどです。
そんな中で、「今」っていう時期は、「どの選択肢も選べる状態になるために」って考える時期なんだって思って、毎日を過ごしています。
いつ、子供ができるかわからない。
いつ、会社が潰れるかわからない。
いつ、昇進するかもわからない。
その都度の出来事の流れに身を任せるのも、一つの人生のあり方です。
色々な事が起きるのが人生。
それを楽しむためにも、人生に主導権を持つためにも、何が起きてもいい準備は必要です。
一心不乱に、なりたいものを目指すことも大事だけど、それがストレスになることも
選択肢があるということが心の余裕にも、視野の広がりにもなる。