伝染病とは、病原体が別の個体へと到達し、連鎖的に感染者数が拡大する感染症の一種です。
怖いですねぇ。
感染方法は空気、接触など感染経路は多々あります。
怖いですねぇ。
「怖い、怖い」と言いながら、意外と身近なところに、この伝染病がはぎこっていることも忘れてはなりません。
その伝染病とは、「文化」によって感染し、「マネジメント」においてよく発症するものです。
・部下の変化に気づかない
・部下のプライベートを気にもとめない
・粗探し、ダメ出しかしない
・とにかく怒鳴る
・自分の保身ばかり気にしている
・自分では全く考えず部下に押し付ける
・結果しか見てくれない
・うまくいっても皮肉ばかり
「自分が上の立場になったら、ああいうマネジメントはしない」
そう思いながらも、いざマネジメントする立場になると、自分の上司と同じように部下と接している自分がそこにいることに気づきます。
良いコミュニケーションも、悪い習慣も。
その組織が人をつくり、人が文化をつくり、またその文化が人をつくり、組織を作ります。
「知らず、知らず」のうちにかかっています。
この伝染病の怖いところは、自分が病気にかかっていることに気づかない点です。
そう。「知らず、知らず」のうちにかかっています。
いつの間にか当たり前になって、そのマネジメントスタイルを取っている。
そのマネジメントスタイル以外知らないから、それしかできない。
末期状態は、思考停止になります。
そのスタイルが良いか悪いかなんて考えない。
自分で良いと思い込み、上下関係という武器で相手にも「普通」と思わせる。
人の脳まで侵食してしまう。
怖いですねぇ。
一方で、この伝染病を予防する手もあるんです。
それは、若いうちから、たくさんの人と出会うこと、たくさんのことに興味をもち、たくさんの師匠を持つことです。
たくの人との出会いが多様なコミュニケーションのあり方を学ばせてくれます。
自分と相手にあったマネジメントは何かを考える礎となるのです。