研修講師をやっていて、お茶出しなりなんなりで、色々と私たちを気遣ってくれる人事の方がいます。
非常に、ありがたいことです。
本当に、ありがたいことです。
むしろ、こっちから、お願いしてしまうこともありますから。
でも、ですね。
「やりすぎですよ~」と思うこともあります。
ワークシート配布など手伝っていただけることは、非常に嬉しいですし、一緒に教育の場をつくっているというのは、大事なことだと思います。
双方にとっても、そして受講生からの見え方からしても。
ただ、過ぎたるは及ばざるが如し。
あまり講師にばかり気を向けてしまうと、逆に、、、塩梅が悪いことも。
受講生側からの見え方が。
「なんだよ、講師が主役かよ」みたいに思われてしまいます。
そして、何より、私たちのお手伝いなんかよりも、人事の方に是非やっていただきたいことがあるのです。
それは、受講生と会話をすること。
現場の方との接点は、人事にとって希少かつ大切な場。
支社が点在している企業であれば尚更です。
「最近どうですか?」
「部下の〇〇さん、活躍されているみたいですね」
「評価シートの提出ありがとうございました」
といった、何気ない会話から、各職場の状況を把握します。
そして、その会話の中から色々と相談(お願い)できる関係をつくっていきます。
もちろんそれは、一方的ではなく、双方向が相談できる関係。
人事から現場にお願いすることは多いでしょうが、現場が人事にやってほしいこともたくさんあります。
研修は、学びのためだけにあらず。
研修は、講師と受講生の間だけにあらず。
研修は、人事と現場との架け橋となる場です。