日記というか、ひとり言。

散歩をしていて、スポーツ見ていて、映画を見ていて、漫画を読んでいて思ったこと。

甲子園優勝! 名将・小倉監督は自分の“弱み”を武器にする

日本の夏。
暑くて湿気が多い過ごしにくい時期だが、高校野球を見ながらのビールは、何よりも美味しい。
この夏の甲子園大会で優勝旗を手にしたのは、西東京代表の日大三高でした。
優勝
 
10年ぶり優勝という快挙の背景には、選手達の弛まぬ努力があったことは言うまでもないですが、もう一人の立役者と言えば、小倉監督の名がすぐに挙がります。
 
日大三高の監督として2回も優勝させてもらって、こんなに幸せな男はいません。
被災地の方々に勇気を与えられるような野球をやろうと話してきて、選手がそれをやってくれました。」
 
強いと言われるチームには、必ずと言っていいほど「名将」と呼ばれる人の影があるが、小倉監督はどんなときも選手を立てることを決して忘れない。
 
周囲からは“町田の闘将”と呼ばれ、自らも“瞬間湯沸器”を称するように、時には大きな雷を落とす。
しかし一方で、選手を褒めて、伸ばす指導が小倉監督の特徴です。
 
 
 “人を褒めて、自分の弱さを見せる”
 
これが小倉監督の指導方針(と言うより人生の信念)です。
 
自分の弱さも思いっきり見せる。 自分のミスも選手に選手達に言うようにしている。
そして、「50歳くらいになって勉強したことを教えて、また自分も大きくなりたい。」
と語ります。
小倉監督
 
「父親のような存在。グラウンドでは厳しいのですが、寮では優しくて、親しみやすい。
メリハリがある。尊敬できる監督さんです。」
このように小倉監督のことを“もう一人の父親”と感じる教え子は非常に多い。
 

小倉監督の指導方針の裏には、“選手と同じ目線に立つ”という意識があるのだと思う。
同じ練習メニュー全てはできないが、2時間ランニングでは選手と同じスピードで一緒に走る。
「オレに3周差をつけたら今日の練習終わってやる!」と選手達を鼓舞しながら。
 
指導する側と、される立場。
全く逆の立場ではあるが、指導する側が、同じ目線に立とうする姿を見て指導される側も気持ちを動かされることは少なくないはず。
 
企業において、世代間のギャップや上司部下間の人間関係のスキマはいつの時代でも耳にすることです。
しかし、一方の歩み寄る姿勢によって、意外と簡単にそのスキマを埋めることができるかもしれません。

 

日大三高の皆さん、優勝おめでとう!!


甲子園