日記というか、ひとり言。

散歩をしていて、スポーツ見ていて、映画を見ていて、漫画を読んでいて思ったこと。

人事制度 ≠ マネジメントツール

人事制度を構築する際に、「育成を目的とした人事制度にしてほしい」というご要望をいただく事があります。

目標管理制度を活用することで、業績達成への意識付けを行うこともできます。

コンピテンシー評価を導入することで、会社の求める行動を示唆することもできるでしょう。

しかし、それらを導入すれば、自然と目標へのプロセスが上手くいく、部下が勝手に育つというものではありませんし、ましてやすばらしい制度を導入したからと言って、納得感のある評価がなされるというものでは ありません。


 人事制度は、決して「マネジメントツール」ではありません。

「マネジメントサポートツール」なのです。

 

どれだけ緻密な人事制度を導入し、評価の観点がわかったとしても、部下の普段の行動を見るのは、評価者なのです。

 

業務を見てくれていない、上司に期末にA評価を告げられたとしても、今以上にやる気は上がりませんし、育成につなげるためのフィードバックもままなりません。

 

人事制度は「マネジメントサポートツール」であり、活用するのは評価者となる上司です。

そのことをしっかりと意識して運用に当たることが重要です。

上司の方にそのような意識があれば、人事制度は業務のPDCAを回すツールにもなりますし、部下の育成の指針にもなっていきます。


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