日記というか、ひとり言。

散歩をしていて、スポーツ見ていて、映画を見ていて、漫画を読んでいて思ったこと。

研修を良い形でスタートするために

 

 

年が明けたと思ったら、1月ももう半ば。

プロ野球もあっという間にキャンプ入りです。

 

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各球団とも2月のキャンプ日程が公表されているようですが、気になったのは日本ハムファイターズ

6日にはもう紅白戦が予定されており、それからはもう1日おきに練習試合という、非常に実践を重視した内容です。

(ちなみに巨人紅白戦は2/16から)

 

試合を多く組む理由としては、実践力を高めたい(スキルUP)。

キャンプから多くの人に見に来てもらいたい(収益UP)ということが挙げられます。

 

そして、もう一つ、首脳陣が各選手にオフの過ごし方も意識を高く持つことを求めていることが感じられます。

実践のタイミングが前倒しになるということは、それだけアピールのタイミングが早くなるということ。

レギュラーが安泰しているような実績のある選手でなければ、個々で仕上がりを早くしなくてはならないということです。

「キャンプでフィジカルやスキルを上げていくのではなく、キャンプ時点では勝負できる状態にしておいてくれ」ということですね。

選手からしたらキャンプ前からキャンプが始まっている状態です。

 

 

ビジネスマンにおいてもスタートの時点で勝負できるかどうかは非常に重要です。

一日の始まり、一週間の始まり、期の始まり。

今の内定者にとっては、社会人の始まりも近づいてきているところです。

 

私たちも様々なタイミングを大事にしますが、研修のスタートもその一つ。

いかに緊張感をとけるか、いかに前向きさを持たせられるか。

そして、いかに普段考えていないことを考える思考にチェンジさせるかが重要です。

 

普段考えていない分野にまで視野を広げる研修では、ともすると、「やっと思考が切り替わってきたところで終了」ということにもなりかねません。

研修中のウォーミングアップも大事ですが、半日研修の場合には、それだけで終わってしまいます。

 

そうならないために、私たちは、内容や受講生の状態を鑑みて、研修の2週間前ほどに事前面談を行うことがあります。

研修での学習内容を理解するとともに、講師との距離を縮め積極的な参加姿勢を生み出します。

そして何より、その面談の中で研修で取り組む内容について、少しでも考えてもらうことで、当日までの2週間でそのことについてのアンテナが立つようになります

その2週間がまさに思考の助走期間になるのです。

 

研修後のフォローアップの重要性は言うまでもありませんが、研修前のスタートアップも同じくらい重視されるものです。

受講生本人の意欲に委ねるのではなく、意欲、思考力を高める仕掛けも研修実施側に必要な視点です。