日記というか、ひとり言。

散歩をしていて、スポーツ見ていて、映画を見ていて、漫画を読んでいて思ったこと。

人事は人の人生を左右する

長くお付き合いさせていただいている、ある経営者の方の話です。

仮にAさんと置かせてください。

 

Aさんは自分に厳しく、常に「こうありたい」と思うものを持ちながら、自己研鑽を続けています。

長く継続しているものもあれば、ときにはこれまでの自分を否定するようなことも。

 

立派な姿勢だと思いつつ、なぜ、そこまで自分のことを律することができるのか。

そして、そこまで律する必要はあるのだろうかと思うこともありました。

 

そんな折、たまたまAさんのサラリーマン時代の上司だった方とお会いし、Aさんのお人柄を知るエピソードを聞く機会がありました。

 

上司の方が人事部長、Aさんが人事部員のとき。

Aさんがこんなことを話されていたそうです。

 

「採用・異動というのは、人の人生に大きく関わる。

特に採用は、最後は社長が決めるが、不採用は若い自分の判断で決まってしまうことがある。

自分の判断でその人の人生を左右してしまうことが。」

 

元上司の方曰く、人事の誰もがこう思いながら、ほとんどの人はその考えを風化させてしまうことが普通なのだそうです。

 

しかし、Aさんはその考えを風化させることなく、

「人の人生に関わることに恥じない人間になる。そのために自分を磨き続ける」

ことを強く心に決めたとのことでした。

 

 

なぜ、そこまで自分のことを律することができるのか。

そして、そこまで律する必要はあるのだろうか。

 

まさに、この私の疑問への答えとなるものでした。

 

 

同時に、人事業務の責任の重さを感じつつ、このことは人事に限らないことだと思いました。

 

経営者はもちろんのこと、上司、先輩、親。

様々な立場で、人は人に影響を与えています。

 

そんなことを思うとともに、Aさんへの敬意が深まるとともに、自分の生き方を考えさせられる機会でした。

 

 

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