インターネットの普及で、国境や距離の概念がなくなりました。
誰でも多くの人に発信できることから権力・規模という概念も変わってきているかもしれません。
誰でも様々な情報の授受ができ、FaceBookなどのSNSによって色々な人とつながることができるようにもなりました。
それによって、新たなライフスタイル・ワークスタイルを享受している人が増えていることでしょう。
新しい人や情報との出会いが容易になったことはインターネットの産物の一つです。
一方で、誰とでもつながれるからこそ、特定の人としか付き合わないという現象も起きているようです。
会社の懇親会で、学生時代の友達とメールをしている新入社員。
友達とカラオケに来て、別の友達とLINEをする高校生。
試合中に、ファンに愚痴をツィートする野球選手。おっと。
どこにいても、誰と話していても、対話をしているのは特定の人だけという状況です。
特に、LINEというメール以上に手軽に連絡が取れるツールが出てから、その傾向が増したように感じます。
そういう使い方もインターネットの産物といえるでしょうが、若干もったいない気もしますね。
気の合う人としか会わない、気に入った場所にしか行かない、気にいった仕事したくない。
自分の価値観を大切にすることは良いことだと思います。
ただ、その自分の価値観というのも、先入観なのではないでしょうか。
可能性はもっとたくさんあるのに、「自分はこれ」と決め付けてしまっているように思えます。
異質と思える人との出会いは重要です。
気の合う人と一緒にいることは居心地が良いですが、慣れるとそこから出られなくなってしまいます。
そうなると、より一層気の合う人と接点を持たなくなってしまうんですよね。
「あいつはつまらない」
「あの人はなんか違う」
と何かしらの理由をつけて。
もったいないです。