日記というか、ひとり言。

散歩をしていて、スポーツ見ていて、映画を見ていて、漫画を読んでいて思ったこと。

管理職の役割は、与えられるものではない

 

人事制度構築を行う中で、等級定義について話していると、等級定義などいらないのではないかと感じることがある。

給与を決めることにも関わってくるので、何らかの指針は必要だろう。

しかし、詳細に作りこめば作りこむほど、その作られた役割に視野が絞り込まれてしまう。

 

会社からの期待する役割を伝えていくことは必要だが、伝えられることを待つようでは、また伝えられたことしかやらないようでは本末転倒である。

特に管理職にあたっては、自らの役割を自らで考え、その上で実行に移す姿勢が強く求められている

 

■なぜ、「自ら考える」べきなのか

 

1.これまで≠現在・今後

求められる「役割」「能力」「意識」というのは、組織の置かれた環境や状況によって変わるもの。過去に会社や社長からの示されたものを守っている だけでは、対応できなくなるのは自明の理である。

刻々と変化する今の時代においては、求められる役割も常に変化していく。

会社の環境や組織の状況を踏まえた上で、定期的に自己の役割を考える機会を持たせることが大切である。

 

2.自ら考える癖をつける

もちろん、自ら考えた“あるべき姿”が正解というわけではない。

しかし、自らの役割を考えることで、組織の置かれている環境や、部下の状況、経営からの期待を把握する姿勢を持つようになる。

「与えられることを待つ」「与えられたものを守る」のではなく、「自分から考える」「自分から動く」姿勢こそが、管理職に求められていること なのだ。

 

3.行動につなげる

上からの押し付けでは受け身の姿勢を生んでしまう。

そのような状態では、求められる役割が頭ではわかっていても、実際の行動にはつながりにくいもの。

自ら考えることによって、そして同じポジションの同僚とともに考えたという「場の力」が、職場での自主的な行動を生み出していく。

 管理職が自分たちの役割を理解していない」と嘆く経営者の方は多いが、まずは自分たちで考える機会を持たせるは、どうだろうか。

こう言っては何だが、経営者の方に「管理職に求めることは?」と投げかけても、返ってくる答えはさほど仮がない。

部下の育成、率先垂範、営業体制の強化、新規事業の立案などなど。

しかし、このようなありふれた言葉も自ら考えることで、その背景にあるものをしっかりとようとする。

繰り返しになるが、自ら考えることで出た答えに意味があるのではない。自ら考える、その過程にこそ意味がある


上司