日記というか、ひとり言。

散歩をしていて、スポーツ見ていて、映画を見ていて、漫画を読んでいて思ったこと。

コミュニケーション上手は「分母」を理解している

 

コミュニケーション上手な人とはどんな人でしょうか。

耳にすることの多いこの「コミュニケーション」という言葉。

その実態は非常に曖昧で、この質問の回答も多岐に渡ることでしょう。

 

コミュニケーション上手な人。

その一つの要素として私が最近感じていることは、 「相手の言葉の分母を理解できるか?」 ということです。

「言葉の分母」とは、言い換えれば「言葉のカテゴリー」。

相手が何を伝えたいかを察知できるかどうかです。

 

たとえば、相手が富士山の話をしているとき、その人が伝えたいことは、

「出身地の静岡自慢」
「最近感動したきれいな景色」
「日本の誇るもの」
「大変だったけど、達成感を得たこと」

など、幾通りも考えられますが、まさにこれが分母になります。

 

しかし、この分母を履き違えて会話を展開してしまうと、

「いや、そういうことを言いたいんじゃないんだけどな…」

と思われてしまいます。

 

逆に分母をすぐにキャッチできる人、相手の伝えたいことを理解できる人。

そんな人は、相手の分母に合わせて会話を広げることができます。

会話をしている相手も心地良いことでしょう。

 

 

そして、このことが、仕事ができるかどうかにも大きく関わってきます

 

上司に資料の修正を言い渡されたとき、そこだけを修正するのか

それとも、上司の言わんとすることを汲み取り、総合的に見直すのか

 

これも分母を理解しているかどうかの表れです。

言葉の分母を理解できる人は、発想も広い視野で考えることができます

 

そして、この差が仕事の成果だけでなく、本人の成長にも影響を及ぼします

 

言葉一つひとつは分子です。

日常の会話でも分母を意識することで、次第に仕事の成果に変化が見え始めます。

 

図4