日記というか、ひとり言。

散歩をしていて、スポーツ見ていて、映画を見ていて、漫画を読んでいて思ったこと。

『風立ちぬ』から見えるイノベーションマネジメント

風立ちぬ


公開から1ヶ月以上が過ぎ、やっとこさ見にいくことができた。

スタジオジブリ最新作、映画『風立ちぬ』。



評価は賛否両論あるようですが、僕は好きだった。

「観に行ってよかった」と素直に思える内容だった。

日本史と世界史を重ねながら、もう一度勉強したいと思わせる内容だった。



その中でも印象的に残っているのが、夢の中でイタリア人の設計家カプローニが次郎に言ったセリフの一つ。

「設計家は夢に形を与えるのだ」



カプローニ

 

物語のストーリーに強く関わるセリフではないのだが、ものづくりを行う上で、ものすご~く大事なことだと感じた。

 

技術が目的ではなく、夢があってそれを形にするための手段が技術

 

他社との競争から抜きん出るために、多くのメーカーでイノベーションが求められている。

しかし、短期的な業績や成果を求めてしまい、研究開発の部門からは現状の改善の域を超えるものがでず、優位性のあるものを生み出すことができていないことが実情。

 

さらに減点主義的発想が、失敗を恐れる文化をつくり、技術者が夢を語り合う場が少なくなったのではないか。


夢みたいな話も夢を描かなければ、実現はない。

夢みたいな発想が、いつの間にかイノベーションと呼ばれるものになっていく。

 

夢を語り合う場を作ること、夢に真剣に耳を傾けること、自分の夢を語ることそれがイノベーションマネジメントの一歩目なのだと思う。

 

 

夢なき者に理想なし、

理想なき者に計画なし、

計画なき者に実行なし、

実行なき者に成功なし。

故に、夢なき者に成功なし。

 

吉田松陰