日記というか、ひとり言。

散歩をしていて、スポーツ見ていて、映画を見ていて、漫画を読んでいて思ったこと。

研修設計のポイントは、風土づくりと同じ

 

先日、ある企業の管理職研修に行ってきました。

二日間通しでの実施だったのですが、二日目の朝8:30~10:00が健康診断というちょっとイレギュラーなスケジュールでした。

さらに、相応の年齢の方なので、皆さんバリウムをお腹に貯めてという、時限爆弾を抱えての研修スタートになりました。

 

もちろん、健康診断で開始自体が遅れることや、研修中に抜けたくなることを想定してのプログラム設計でしたので、問題なく進めることができました。

今回のように、集合研修と一緒に別のイベントが入ることは意外と珍しいことではありません。

ときには、新人研修の見送りが途中で入るなんてことも。

 

研修プログラム成功のポイントの1つは、スケジュール設計において余裕を持たせておくことです

 

今回のように別のイベントが入っていなくても、時間に余裕を持たせておくことは非常に重要です。

受講生ごとにワークの進みが遅い人もいれば、議論が盛り上がりなかなか終われないということが多々あるためです。

 

1つのプログラムの遅れが他のプログラムに影響することは避けたいものですし、そしてそのようなタイトなスケジュールは運営側の焦りにもつながります

 

そのような焦りは会場全体の雰囲気に影響しますし、結果的に受講生の焦燥感・緊張感を生み出してしまいます

研修風景


研修という場に限らず、日頃の職場においても同じことが言えます。

誰か一人の余裕のなさや焦りが、職場全体にギスギスした雰囲気をつくってしまうでしょう。

 

ある上司が「なんでもっと早く相談に来なかったんだ」と言ったとき、「相談しにくい雰囲気なんですよ」と思っているかもしれません。

「お手伝いするので、なんでも言ってください」と言いながら、いざ頼もうとすると自分のことでいっぱいいっぱいな仕事ぶりで、声をかけにくいなんてことは少なくないでしょう。

 

「働く=傍を楽にする」とした場合、自分の仕事の進め方はもちろん、そこから生まれる空気までも考えられる人こそ、一流と言えるのかもしれません。



敵に会ったときこそ平静さを失うな。.