「ディベート」って、やったことありますか?
中学校・高校の授業でも取り入れられていると聞いたことがあります。
しかし実際は経験のある方はあまり多くないようです。
ただ、このディベートという形態。
企業研修で活用しても、ものすごく気づきの多いものになります。
ディベートとはあるテーマに対して、「肯定派」「反対派」に分かれ、その根拠を主張し、相手の主張に対して反駁していくものです。
個人の意見・価値観は一端外に置いておいて、両方の視点から物事を検証する過程で、そのテーマについて客観的に考えることができます。
例えば、先日ある企業の管理職研修の中では、
「自社は社員が成長する会社である」
「自社は多様性を受け入れている会社である」
といったテーマでディベートを行いました。
「賛成」「反対」の根拠を考えることで、またお互いの主張を聞き合うことで、自社の現状を冷静に捉える機会となり、
「社員がもっと成長するためにやるべきことは何か?」
「多様性を受け入れるとはどういうことか?」
ということまで考えることができていました。
この時は20名だったので、4チームに分け、2チームが「肯定派」「反対派」。
そして、残りの2チームが勝敗を決めるジャッジ役を担う設定にしました。
ジャッジチームは「賛成」「反対」双方の視点から、冷静に論理性を確認しているので、実は一番気づきが多いかもしれません。
また、ディベートで意見を戦わせることで、普段いかに論理的に話していないか、偏りのある意見を言っていたかに気づくことができます。
今回は管理職対象でしたが、内定者研修から使える形式です。
テーマを変えることで、様々な事を考える機会になります。