日記というか、ひとり言。

散歩をしていて、スポーツ見ていて、映画を見ていて、漫画を読んでいて思ったこと。

ライオンズ浅村は中島を超えたのか?

いきなりですが、数字でドン!

 

■2012年の中島選手
試合 136
打率 .311(2位)
安打 155本(2位)
本塁打 13(6位)
打点 74
盗塁 7
四球 52
三振 76
長打率 .451(4位)
出塁率 .382

■2013年の浅村選手
試合 144
打率 .317(5位)
安打 172本(3位)
本塁打 27(4位)
打点 110(1位)
盗塁 14
四球 61
三振 88
長打率 .554(1位)
出塁率 .388(7位)


数字を比較すると、メジャーへ移籍した中島裕之選手の穴を、浅村選手が埋めてくれたということがはっきりとわかる。

いや、それ以上の働き。

「浅村は中島を超えた」という呼び声も高くなっている。

 

しかし、一概にはそうは言えないだろう。

ポイントはポジションだ。


これだけの数字を残せる選手はなかなかいませんが、浅村選手の守った一塁はある意味で、打撃を期待されているポジション。

海外にまで目をやれば、「打てる一塁手はたくさんいるというゲ・ン・ジ・ツ。


しかし、センターラインを守る遊撃手というポジションは捕手と同じく守備の要。

運動量も多く、その分の負担は一塁手の比ではない。

そんなポジションの選手が打撃でも貢献できるようになるとチームは強い。


昨今の「打てる遊撃手」の代表格は巨人の坂本選手だろう。

その坂本選手も終盤には一塁手を守っていたことからも、その負担のお大きさが感じられる。

 

打撃を期待されていないポジションの選手が打てるようなチーム打線には穴がなくる。

特に一発の期待ができるとなるとなおさらだ。


むしろ、ホームランの打てる捕手、二塁手、遊撃手なんてメジャーでも希少な存在である。

捕手、遊撃手がクリーンナップをおけることが巨人の強さの一つと言える。

だって、3割を打つロペスや高橋由伸を6,7番に置かれたら、相手投手としては気が抜けないでしょ?

 

 

穿った見方をしてしまうと、浅村選手の2013年は、一塁手というポジションだから残せた数字とも言うことができる。

昨季序盤、遊撃手であれだけエラーをしてしまうようでは、打撃でも集中できないはずだ。


もちろん、今の日本には和製大砲と言える一塁手も少なくなっているため、素晴らしいプレイヤーであることは間違いない。

負担が少ないとは言え、一塁手として、今季ゴールデングラブ賞を受賞したその野球選手には唸るものがある。

 

ただ、ファンとしては見てみたいものでだろう。

2008年の夏の甲子園「1番・遊撃手」として出場し、華麗な守備でスタンドを沸かせたあのプレーを。

決勝の常葉菊川高戦。7回無死二塁のピンチでピッチャーのグラブを掠めた打球を三塁に送球しアウトにしたあの美技を。

(追記:今年はセカンドに挑戦するようですね。)

 

 

 

さて、まだキャンプ段階ではあるが、マライアの遊撃手として最有力なのが、T・M選手。

沼津の大工として鍛えたその肉体から繰り出されるプレーは、まるでカジキマグロのよう。


車もファミリータイプに買い換え、人生設計もバッチリ。安定感も出てきた。

さすが、奥さんが設計士といったところだろうか。

 

しかし安定感が出てきた一方で、現役時代のエゴイズムがなくなってきたことも事実。


わがままと評される反面、「チームは俺のためにある」と言わんばかりのエゴイズムは彼の魅力であり、プレーの原動力とも言えるものだろう。


「おれは6番が打ちたい」

「ショートじゃなきゃ出ない」

「あいつがキャッチャーなら投げない」

そう言っていた時代のあの負けん気をグラウンドで見れることを期待したい。