2010年もあと4日。弊社も本日仕事納めを迎えております。
今年も一年、ご支援いただき誠にありがとうございました。
「今期」という区切りで見れば、まだまだ第3クォーターが終わったところですが、年末というのは色々と振り返ることが多くなります。
研修における受講生の振り返りの場の有用性については、前回の通りですが、
研修運営側にとっても、研修実施後の振り返りが重要であることは言うまでもないことと思います。
研修を実施してそこで「良かった、悪かった」で終わるのではなく、今回の機会をさらに次にどうつなげていくのか。組織や人事の課題はゴールが無いことだからこそ、
PDCAが不可欠なものになります。
もちろん、弊社でも研修を実施した後には総括資料を作成し、お客様とともに振り返りを行うようにしています。
振り返りの観点としては主に下記のようなものがあります。
1.目的は達成できたか
2.研修内で受講生はどのように変化したか
3.プログラムのレベル・構成は適切だったか
4.他社と比べた受講生の強み・弱み
5.今後の施策
研修には人事の方がオブザーバーとして同席するため、自社内のみでも振り返りも行えるのですが、上記の3~5のような観点に関しては弊社のような外部の者だからこそ見えることがあります。
「他社と比べて、どうだったのか? 強みは?弱みは?吸収力は?変化は?」
人事の方からは近年このようなご質問を多く受けます。
競争がますます激しくなる今の時代だからこそ、自社内のみの視点ではなく、より広い視点からの、受講生の成長や研修実施の効果を見たいというのはもっともなことだと思います。
そのような振り返りの中から、自社を下支えしている風土が見えてくることもあれば、今まで気づかなかったブレイクポイントが明確になることもあります。
私個人としても今年一年を振り返ると、その中で仕事、プライベートともに新しい業務や体制、環境でこれまでとは違った経験ができました。
その中で多くの気づき・学びを得ることができ、成長できた1年だったと感じています。
そして同時に、多くの方々にご支援いただいたことは言うまでもありません。
ただ、その成長を自社内だけで比べるのではなく、「外に出ると、どうなんだろう?」「自社全体での成長につながっているのだろうか?」といった視点を持つも重要だと改めて気づきました。
それによって今までの延長上ではない、新たな成長へとつなげていきたいと思っています。
今年も一年、本当にありがとうございました。
来年もまたよろしくお願いいたします。