先日、某社でOJT担当者向けのフォローアップ研修を行ってきました。
9月に実施した本研修の振り返りです。
本研修では「OJT担当者の役割」「チームコミュニケーション」「コーチングの基本」を学び、最後にはアクションプランを立て、職場で学びを実践するという内容でした。
しかし、研修での学びや気づきというのはなかなか持続しにくいものです。
そこで今回は、本研修での学びを深める、さらなる実践につなげるという目的のもと、下記2つのテーマでのフォローアップとなりました。
・実践的なコミュニケーションの手法を学ぶ
・3ヶ月間のアクションを振り返る → 行動の改善を行う
本研修のときには、本格的な研修が初めてで硬くなっていた受講生も、今回はリラックスして研修に臨むことができ、前回以上に多くのことを吸収できていることがアンケートからも伺えました。
また、アクションプランに関しても、さらに自身の変化につながりやすく、かつ具体的な内容にまで掘り下げることができていました。
私達が研修を実施する際には、
「研修の学び気づきを、いかに職場での実践につなげるか」
ということを常に念頭においてプログラム構築を行っています。
その1つの施策として、今回のような“振り返りの場”は非常に重要です。
振り返ることよって、
・実際に職場でおこる阻害要因を踏まえたうえでの行動改善が図れる
・PDCAでの行動が身につく
・前回の学びを振り返ることで、また違った気づきを得られる
などの効果が見込まれ、研修での気づきをより実践につなげやすくなります。
当たり前のことですが、研修は“実施すること”がゴールではありません。
研修での学び・気づきを定着・習慣にまで落とし込んでいくためにも、職場での実践が不可欠なものになります。
「どうしたら、実践まで移し、行動が変わっていくのか」
「学びをどう職場で活かしていってほしいのか」
ということを考えた上でプログラム設計を行うことが大切です。
それには今回のような振り返りの場や、上司との共有の時間、職場での報告の場、そして研修実施前からの職場のメンバーの巻き込み施策など様々な手法が考えられます。
ときには、研修終了時に携帯電話で上司に報告することなんてことも。
来年1月にも10月に実施したときの受講生を対象に、同じフォローアップ研修があります。
受講生も成長していることでしょうから、私達、運営側もさらにパワーアップして臨みたいと思います。