アイスブレイクの基本であり、王道とも言えるショートワーク。
それがGOOD&NEWです。
研修前、いやいや会議の前などの堅い雰囲気でこそ、実施して欲しいものです。
やり方は簡単。
①24時間以内にあった、良いこと(GOOD)、新しい体験・気づき(NEW)を紙に書く。
②メンバー全員で立ち上がって、一人ずつ共有する。
③一人が終わったら拍手を送って、次の人が共有。
本当に単純なワークです。
研修であれば、グループ内でこれを行います。
でも、良かったことを思い出すことは自分自身を前向きな気分にし、周囲と共有することで、その場全体が前向きな気持ちになります。
立って共有するのがポイント。
クッシュボールなどを使って次の人を指名するのも、いいですね。
実はこれ、ピーター=クラインという教育学者が、ある荒れた学校で始めたものなのです。
校内暴力が多発し、無法地帯となった学校を変えたのは、体罰でも、校則でもありませんでした。
毎朝、良かったこと(GOOD)、新しい体験・気づき(NEW)をクラスで共有する。
たったこれだけのことでした。
最終的には短期間で学校を元の安全な環境に戻したことから注目を集めたのが発端と言います。
日本に伝わり、研修前のアイスブレイクとして導入されるだけでなく、飲食店などでは朝礼の時にGOOD&NEWを行うところもあるそうです。
研修中は、こうやって紙に書いたものを並べて貼っておくだけでも、場の力を盛り上げてくれます。